交際後すぐに堂々と屁をこく台湾彼女
日本人と付き合っている時に自分の前で放屁をする女性は皆無だった。謝ってプリってしまったのは1.2回聞いた事はあるが、圧倒的に自信を持って放出された『ブっ!』って音は私の耳には新鮮な響きだった。
そうこれは付き合ってすぐに彼氏の前で毅然と放屁した台湾女性の話である。
その力を込めて放出されたであろう音を聞いた時、最初はまあ出ちゃったのかな位でスルーした私だったが、間髪いれずに2発目の『ぶりゅ!』という音が聞こえたからこれは偶然の産物では無いと確信した。
日本で長年暮らしていた私の集めたデータから分析すると、屁は交際後5年以上又は結婚後3年以上の熟年カップルにのみ許される特権であり、台湾では交際5日でしていいのかと疑問に思い聞いてみた。
私 「台湾女性って彼氏の前で屁こくの?」
台女「屁こかない人間なんていないでしょ!何言ってんの!」
そうか、自分も毎日10発はしてるよな。
日本の女性って凄いな。今までどんだけ我慢してくれてたんだろうか。涙が流れそうになった。
化粧もしかり、台湾女性は化粧をしない女性が多い。
私 「今日は化粧しないの?」
台女「こんな暑いのに化粧したらどうなると思ってんの!」
そうか、台湾だと顔面ドロドロになっちゃうよね。
日本の女性はコンビニ行くもの化粧して、真夏の炎天下でも化粧して、彼氏が寝てから化粧落として、起きる前に化粧して。
日本の女性ってどんだけ努力してんだよって。涙がちょちょぎれた。
ムダ毛もしかり
私 「台湾の女性って腕の毛って剃らないの?」
台女「毛って体を守ってるのに何で剃るの!」
そうか、腕毛は大事な彼女を自分の替わりに守ってくれてんだな。
腕毛なかったらバイクで転んだら怪我しちゃうよな。
日本の女性ってほぼ毎日全身の毛剃ってるんか、半端ないな。大泣きした。
でもそんな台湾彼女の自然体の方が不思議と心地良かった。
飾らなくていいんだって。
30分かけて髪の毛セットしなくていいんだ。
ほとんどページのめくった事のない自己啓発本とかビジネス書とかカバンに潜ませなくていいんだ。
30歳過ぎてユニクロ着てもいいんだ。
タピオカミルクティー飲みたいとか女子高生みたいにはしゃいでもいいんだ。
本当はクレヨンしんちゃん見たいのに、かっこつけて「アニメなんてくだらねぇ」なんて言わなくていいんだ。
髪が薄くなっても、必死にスカルプDしなくていいんだ。
耳毛が生えてきても耳毛カッター毎日しなくても別にいいんだ。
加齢臭がやばいかもって耳の裏とか必死に洗わなくていいんだ。
屁の勢いで実まで出ちゃってもいいんだ。
残尿が1分後ぐらいに来てパンツの仲がプチ洪水になってもいいんだ。
って思ったらなんか肩の力が抜けた。
といっても台湾彼女も化粧する日はあるし、すね毛はレーザー脱毛してるし、人前では屁をこかない。
ただ付き合っている人の前では自然体でいるという部分が日本人よりも強いというだけの事である。
いつまでも相手の理想の人物でいようとする精神も素晴らしいけど、その謎の縛りのせいで今までは付き合ってからも相手に嫌われない様にとどこか自分を偽っている私がいた事に気付かされた。
そんな私のちっぽけな男女関係に対する固定概念を台湾彼女の屁が吹き飛ばしてくれた。
そして屁のおかげで台湾彼女は台湾嫁となった。
屁をこく女も悪くないね。