台湾の友人の事を思うと心が痛い
台湾人の友人が長年の夢であった日本で働くという夢を叶えて、今年の2月に日本へ飛んだ。
日本企業との面接の前には履歴書の添削や面接の練習を何回か手伝い本番へと臨んだ事もあり、私自身も面接の結果にはドキドキさせられたのだった。
結果、1次面接、2次面接と無事に合格し内定を貰ったとの連絡が来た時は友人はめちゃくちゃ喜んでいて私も一緒に喜んだ。
友人は合格した際には手紙とお菓子ををわざわざ送ってくれるような律儀な性格であり、日本で辛い事はあると思うけど頑張って欲しいと送り出したのだった。
そんな友人から昨日連絡が届いた。
「3月で仕事が無くなります」
友人が働いていたのは航空関係の仕事であり、コロナの影響をもろに受けたせいで派遣先からの派遣打ち切りをくらい、3月で全ての派遣社員が契約終了との事だった。
派遣先も苦渋の選択である事はわかる。自分の会社の存続が第一であるのはわかるがこういった時に派遣社員の立場は弱すぎる。ましてや外国人であり、ビザの関係で次の仕事を3カ月以内に見つけられなければ半強制的に帰国せざるを得ない。
日本での生活にもまだ慣れていないだろうし、現在の状況では再就職は難易度もかなり高くなるだろう。
他にも問題はあり、電話や部屋の契約は済ませてしまっているし、家具なども最低限は買ってしまっているので金銭的な部分でも苦しいし、働ける場所も限られてしまう。
世界中からみれば、会社を畳むとか株で大損したとかもっと惨い影響を受けた人は多いと思う。
ただ、そういった大きな問題の影でこういった苦渋を舐めている人もいるという事を知って欲しくて今回は記事にしたまでである。
毎日暗いニュースばかりで下を向いてしまいがちだけど、無理にでも上を向かなくてはいけないと自分に言い聞かせて今日を生きていく。