日本人が意外と知らない【小籠包】と【小籠湯包】の豆知識
台湾観光に来た日本人が必ずと言ってもいいほど食べるのが【小籠包】ですよね。台湾に来た事で気付いた人もいるかもしれませんが【小籠湯包】というのもあるんです。
【小籠湯包】って【小籠包】と違うの?っていう方もいると思うので、今回はそんな【小籠包】と【小籠湯包】の違いについて書いていきましょう。
【小籠包】と【小籠湯包】の違いとは!?
簡単な違いを書いていくと
小籠包⇒発酵済みの小麦粉を使用(皮厚め)+肉汁少な目
小籠湯包⇒発酵していない小麦粉を使用(皮薄め)+肉汁多め
という定義があります。
又、小籠湯包は中の具に肉皮凍という豚の皮などを長い時間似て作ったゼラチン質の物を入れるのが一般的で、小籠包にはこれは入っていません。
この肉皮凍が蒸されている時に溶けだし、中でスープとなって溢れ出て来るわけです。
なので本来の【小籠包】というのは小さい肉まんのようなものだったわけです。
現在では2つの違いはあまりない?
ただ、台湾では時代の流れと共に薄皮でスープを沢山含んだタイプが人気となり小籠包は小籠湯包に近い存在になっていったのだと考えられます。
ですので上記した定義はすでに当てはまらないのかもしれませんね。
又、ディンタイフォンなどの影響もあり、日本人の小籠包のイメージは薄皮でスープがたっぷりという印象になったのも大きな理由でしょう。
台湾で気を付けるべきポイント
正直、台湾で小籠包を頼んでとしても薄皮でスープたっぷりというお店が多いのが現状です。
ただ私の経験から伝えると、小籠包を頼んで小さい肉まんみたいなのが5個位出て来た事はあります。まあビックリしましたが、本来の小籠包とはこれなんですね。
対策として万が一メニューに小籠包と小籠湯包の2種類があった場合、日本人が思う小籠包を食べたい方は小籠湯包を注文してください。
又、お店の看板に小籠湯包と書いてあれば日本人の思う小籠包で間違いないので安心出来ますので失敗はしないと思います。
実は台湾人はあんまり小籠包を食べない
日本人って台湾人は毎日小籠包を食べてるんでしょみたいなイメージを持っている人が多いんですよね。
でも台湾に住んで3年、食事に行く際に小籠包が食べたいといった台湾人には出会った事がありません。私の周りだけかもしれませんが…
日本人だと8割以上が小籠包食べたいといいますけど。
他にもチャーハンも自分で作れるとかそういった理由で頼む人が少ないのも台湾人の不思議な所です。
それでは台湾で美味しい小籠包を楽しんで下さい!