【台中生活】Taichung Life

台湾の台中での日常生活のあれこれを書いてます。

台湾の会社で無給休暇が始まった件

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台湾現地企業で働いて2年目の私ですが、当然日本との関係性が強い仕事という事もあり例外に漏れずコロナウイルスの影響を受けております。

会社は私の所属する部門もそうですが、他の部門でも大きな影響があり、対策を考える会議が毎日のように行われ、影響が大きい部門は無給休暇にするという結果に落ち着きました。

対象の部門は仕事量から一日に必要な出勤人数を割り出し、1人当たりおおよそ週に1.2日を無給休暇とするといった内容でした。

当然個人の給与は減るわけであり、週3出勤になった場合は単純計算で約6割の給与となりますし個人への影響は少なくありません。

現状、台湾では最低給与が定められており23800元(約83000円)は保証されているので会社としては出勤日数を調整しこの給与額付近まで落とすというというのが多いのではないかと思います。

 

又、会社からは政府の補償制度として使用できるものが数種類あり、自分の所属する会社では主に下記の2つを使用するように推奨されています。

その二つを簡単に説明していきましょう。

1つ目は『安心就業計畫』と言い、減少した給与の差額の半額を政府が負担してくれるという政策です。

例えば本来の給与が30000元だった場合30000-23800=6200元の半分を政府が補償してくれるので、23800+(6200÷2)=26900元は貰えるという事です。

補償の上限は11000元で3カ月~6カ月の期間で補償が受けれるとの事です。

 

2つ目は『充電再出發訓練計畫』と言い、無給休暇の日に政府が定める仕事に関係ある授業に参加する事で授業を受けた分だけ最低時給が受け取れるという政策です。

上限は120時間で台湾の最低時給が158元(約550円)なので最高で18960元(約6万6千円)が手当として受け取れるという事となります。

ですので最低給与の23800元に授業を受けた時間×158元が補償されます。

現状どのような授業があるかはまだ確定していないようですが、事務系などの方はパソコン技術などを、私個人としては英語などの語学の授業が受けれたら良いと思っております。

台湾はコロナ感染状況が比較的安定している為、こういった政策を取る事が出来るのかと思いますが、もしかしたら授業もテレビ電話などで行うのかもしれません。

 

 

ただこういった制度がある中で、従業員を守る、育てるという考えが強くない台湾では事業継続に必要な人材だけを残して他の人間は解雇するという考えの経営者も多いと思います。

 

実際に自分の会社でもそういった意見は多いですから。。。

 

 

という感じで台湾でも経済的影響が拡大していっておりますが、せっかく無給休暇になった日を無駄にせずに本を読んだり、政策である授業に参加していきたいと思います!

※中国語で授業ってついていけるのかなって思ってます。

 

それでは日本、台湾の皆様も各自気を付けてお過ごしください。

 

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