中国語でやらかした恥ずかしい失敗談
中国語って読み方、発音、声調など色々と間違えポイントがある難しい言語なんですよね。私はすでに台湾5年目ですが、未だに聞き返される事も結構ありますからね~
そんな中国語ですが、勉強開始したばかりの時は失敗ばかりで心が何度も折れかけました。台湾人の聞き取れない時に聞き返して来る「は!?」という強めの声に怯え、中国語で話しかけても英語で返されるという悲しき目に遭い、発音の悪さを嘲笑されてきた日々です。
でも失敗って大事なんですよね。普段何気なく勉強してる単語とか文法って時間が経つと忘れてしまう物がほとんどですが、恥ずかしい思いをした時の単語って絶対忘れないですからね。
失敗を恐れて中国語を話すのが怖かった時期もありましたが、開き直って自分は日本人だし、30歳過ぎてから新しい言語勉強して変な所があってもいいでしょ!と思ってから少しずつ話せるようになっていきました。まあ今でもまだまだというのは自覚してますけど…
そんな中国語ですが、今でもトラウマのように記憶に残っている失敗談をシェアしていこうかと思います。語学学習者には誰でもこのような経験があるのでは?
1.誘拐しませんから
私は台湾で生活を始めたばかりの頃は安全第一という考えでそこそこ良いマンションに住んでました。でも半年ほど経過していくと台湾って安全だなとわかってきたんですよね。又、学校の友人と家賃の話をすると自分の家賃の半額程度でそこそこの部屋に住んでる事がわかり引っ越しを考える事に。
そこで仲の良い台湾の友人に会った時に引っ越しを考えているという事を話した時の事
私:「お金がないから引っ越しを考えてる」『我最近很窮.我打算要搬家』
友人:「どうした!何考えてるの!?」『你怎麼了!你在想什麼!?』
友人が引っ越しレベルの反応では無く慌てているので私もビックリ。
どうして友人がビックリしているかというと
間違えポイントは声調で搬家(Bānjiā)が綁架(Bǎngjià)となり、搬家(引っ越し)が綁架(誘拐)と伝わってしまったんですね。
文章的にも「お金がないから誘拐を考えてる」となってしまい理解出来る内容で、まあ直ぐに誤解は解けて笑い話となりましたが、まあ相手からしたらびっくりしますよね~
お金無くてもさすがに誘拐はしないよ。
2.子持ち既婚女性にアタック!?
台湾の語学学校で勉強中で中国語も鼻くそレベルでしたが、語学力向上の為に少しだけ飲食店でアルバイトをしていた時の話。
お店に子供連れの奥様が入店されて、注文が終わり一安心。
日本人的ホスピタリティから子供用のお椀必要だよなと思い伺いに行く私
私:「子供用のお椀要りますか?」「請問你需要小碗嗎?」
客:「…」「小王!!??」
奥様はちょっと驚いた様子でこっちを見てきて、異様な空気感を感じた私はジェスチャーでお椀だと伝える。
客「ハハハ、ありがとう」
となりましたが、何かヤバい事を言ったと感じて台湾人同僚に聞く事に。
間違えポイントはこれも声調ミスで小碗(Xiǎo wǎn)⇒小王(Xiǎo wáng)となってしまった事で誤解が生じた模様。
台湾人同僚に聞くと小王というのは既婚女性の浮気相手を指すスラングだそうで、それはヤバいよと笑われる始末…
ですので、私は「浮気相手は要りませんか?」
と子持ちの奥様に聞いていた事になりますね…
完全にヤバい人だよね。
日本人だと分かってくれていたからトラブルにはなりませんでしたが、何とも危ない言葉ですね。
ちなみに小三だと既婚男性の浮気相手という意味になりますよ。
3.ゴンって言ったじゃない!?
これは会社で仕事をし始めたばかりの事。この時は中国語も片言で電話は基本的には台湾の同僚が担当だったのですが、あいにく同僚達の休暇や他の対応で忙しい等で私しか電話に出れる人がいない状況に…
そんな時に鳴る電話の音、緊張するよね電話って。
とりあえず折り返しの連絡先と名前を聞こうと考え、担当者不在の旨を伝え相手の連絡先と名前を聞く事に。
私:「お名前と連絡先を教えてもらえますか」「請問您貴姓,電話號碼呢?」
客:「ゴンチャンザン、09〇〇…」「弓長張、09〇〇…」
電話を切ってふうっと一息。
同僚の他の対応が終わったので、ゴンさんから電話あったので折り返して下さい。と伝えると「ゴン?そんな知り合いいないけど」との同僚の反応に慌てる私。
早速やらかしたか!?
でも確かにゴンっていってたよなと思い、フルネームでゴンチャンザンと伝えると同僚に笑われ困惑。
この間違えポイントは知らないとどうしても理解出来ないのですが、台湾では苗字を伝える際にわかりやすく分解して伝える事が文化としてあるんですね。なのでこの時のお客さんは張を弓と長に分解してゴン(弓)とチャン(長)でザン(張)ですと言ったわけですね。
他の苗字のだと、林さんは雙木林(二つの木で林)、李さんは木子李(木と子で李)なども使われますのである程度は覚えておくといいですね。
といった恥ずかしいけど懐かしい中国語間違えの話でした。
それでは!